こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王で鍼灸マッサージを行なっております。
山王はりきゅうマッサージ処りゅうしん堂の大西です。
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鍼やお灸など東洋医学の話をする時に必ず出てくるのがツボ、胃腸に効くツボや肩こりに効くツボなど聞いた事もあるのではないでしょうか?
人の身体には経絡(経脈と絡脈)という気血が流れる通路があると考えられています。
その中の経脈上にあるツボを経穴(けいけつ)と呼び、361穴あると言われています。
経脈上以外にもツボはあり、それも合わせるとツボの数はさらに増えます。
ではみなさんはいくつツボをご存知ですか?
今回はそんなツボの中でおそらく一番有名なツボ【足三里】を紹介したいと思います。
・由来:「里」は邑、居および集会伝達の意味、「三」は膝下3寸、手の三里と区別するために「足」をつけている。
・位置:下腿前面、犢鼻と解渓を結ぶ線上、犢鼻の下方3寸。
・効能:健脾和胃、扶正培元、疏風化湿、通経活絡。
膝のお皿の下から3寸(指4本分)、すねのすぐ外側(1横指分)にあるツボです。
胃経と言われる胃に関連する経脈上にあるため胃腸の症状に使うことが多いく、足にあるため足の症状にも使えます。
松尾芭蕉の「奥の細道」の序文に「三里に灸すゆるより」と足三里が登場しており、昔からよく使われていたツボのようです。
最新の研究では迷走神経系への作用や抗炎症効果があるなどの報告もあり科学的にも効果が証明されつつあります。
みなさんも松尾芭蕉のマネをして足三里へのお灸でセルフケアはいかがでしょうか?
りゅうしん堂 大西
参考:天津中医薬大学+学校法人衛生学園『針灸学[経穴編](改訂版)』東洋学術出版、2021
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