こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王で鍼灸マッサージを行なっております。
山王はりきゅうマッサージ処りゅうしん堂の大西です。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
みなさんはこんな経験はないでしょうか?
⬜︎寝ている時に暑くて目を覚ますと汗をかいている
⬜︎朝起きた時にパジャマが濡れている
⬜︎目が覚めると身体がベタついている
それは【盗汗】と言われる症状かも知れません🤔
盗汗は“とうかん“と読みます。
寝ている間に汗をかく症状、つまり寝汗のことです。
まるで汗が盗まれたように寝ている間に汗が出ていってしまうことから盗汗と言われています。
東洋医学では盗汗は陰虚という状態で起こりやすいと言われています。
陰虚とは身体の中の陰が減った状態を指します。
本来、人の身体は陰(冷やし潤す力)と陽(温め動かす力)がバランスをとって正常な状態を維持しています。
そのバランスが崩れ、陰が減ることで相対的に陽が強くなり盗汗が起こります。
陰虚は冷やし潤す力が減っているの状態なので盗汗の他に、身体がほてる、乾燥するなどの症状が出てやすくなります。
夜寝ていて手足がほてって布団から出したくなる経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
まずは陰虚自体はどうして起こるのでしょうか?
主に次のような原因で起こります。
⬜︎睡眠不足
⬜︎飲食の乱れ
⬜︎暑い環境、乾燥しやすい環境に長くいる
つまりこれらの原因を取り除くことが陰虚、ひいては盗汗にならないための対策になります。
○睡眠時間をしっかり確保する
睡眠時間が短いと陰が減り盗汗やほてりが強くなりさらに眠れなくなるという悪循環に陥りやすくなります。
しっかり睡眠時間をとることで陰を回復させましょう。
○食事のバランスを気をつける
辛いものの偏食やアルコールの多飲、逆に水分摂取量が少ないと陰が減少します。
偏食は避け、こまめに水分摂取をしましょう。
○暑さ対策、保湿もしっかりと
暑くて汗を多くかいたり、乾燥して身体の水分が減ることでも陰の力が弱まります。
汗をかいたせいで寝汗もかきやすくなることがあるので注意しましょう。
他にも加齢やストレス、慢性的な病気の影響で陰虚になることがあります。
ご自身がどの影響でなっているのか気になる場合はお気軽にご相談ください😊
たかが寝汗くらい気にしないと思うかも知れません。
しかし、暑くないのに盗汗があるということは身体の陰陽のバランスが崩れている証拠です。
放っておくと睡眠障害や皮膚の乾燥なども他の症状も悪化してきます。
盗汗だけで済んでいるうちに対策しておきましょう!
いかがだったでしょうか?
他にも東洋医学的にはどうみるのか気になる症状がありましたら教えてください!
お気軽に公式LINEよりご連絡ください😊
りゅうしん堂 大西
参考:神戸中医学研究会著『[新装版]基礎中医学』東洋学術出版社、2024年
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